南原貴裕は熟練した酒飲みです


私が在籍している大学の学部・学科は酒飲みが多い。
私は酒を嗜む趣味はないが、その学科に来た時は
「なんで酒も飲めないのにココに来たの!?」と批難されたほどだった。
そもそも入学時は18歳で未成年であり、
醸造学科でもないこの学科で酒は一切関係ないなど、
ツッコミどころは満載だったが、
とにかく私が在籍していた学部はもれなく全員酒飲みが常識だった。

同級生の南原貴裕(20歳)もよく酒を飲んでいた。
研究室の研究活動でも、夜になればよく焼酎を開けていたりする。
彼のロッカーがボトルキープの場になっていると表現すれば、
彼が如何に酒好きかなのが分かるだろう。

20歳になった私でも酒はあまり好きではなかった。
アルコール云々よりも味自体が全く受け付けなかった。
ビールに関しても、収穫した大麦を絞って、
そのまま飲んでいるような感想しか抱けなかった。
南原貴裕はよく焼酎を飲んでいたので、
私は試しに一口分けて貰ったが、焼酎はビールよりも遥かに飲みにくかった。
あの味を表現するには、かなり説明に無理があるかもしれないが、
まるで酢を飲んでいる感じだった。
まだ、バッタを生で食べる方がマシだと私は思った。

なぜこんなものを飲めるのかと、南原貴裕に問い質したところ、
彼は「この味がいい」と言っていた。
人の味覚は人それぞれと言うが、
酒が飲める人はこの味を常識として受け入れられるのかもしれない。

ちなみに、私は南原貴裕が酔ったところを見たことがない。
彼はきちんと自分のアルコール危険域を理解しているのか、
酒を飲む量を十分にコントロールしているというのだ。
熟練した酒飲みは、彼のように決して悪酔いなど起こさないのだろう。



Latest news

everything to fulfil your wishes

mouseovermouseovermouseovermouseover